急に冷え込んだ11月23日(土)の朝、「冷えますね〜」といいながら集合した横浜駅、集合場所がわかりにくいか…と心配しておりましたが、ご参加者10名とスタッフ6名の合計16名、無事に定刻前にバスに乗り込み、十日市が開かれている浪江町に向けて出発しました。
顔なじみの方やお久しぶりの方もいらっしゃるので、一息ついたところで自己紹介。震災後初めて十日市に行かれる方、お祭りでご友人と会う約束をされている方、中には先に南相馬市に戻られたご両親と合流し、その後は交流夕食会にもご参加くださる方もいらっしゃいました。
多少の渋滞はありましたが、ほぼ定刻通り14時ごろには十日市に到着。いったん集合写真を取ったあと、待ち合わせの時間と場所を確認して解散となりました。
十日市では待ち合わせをしていた方と合流して話に花を咲かせたり、思いがけずご友人と再会されたり、楽しそうに過ごされている皆様。無事に到着してほっとしたスタッフは、お待ちかねのなみえ焼そばで小腹を満たしました。
富岡町に帰還された方がここから合流、一緒にバスに乗り込み、この日の宿がある双葉町に向かいました。宿泊先では南相馬市から駆けつけられたご参加者のご両親も合流、お風呂でさっぱりした後は交流夕食会。お酒を飲む飲まないは人それぞれ。
ノンアル派の皆様は差し入れのぶどうジュースを美味しい!と楽しまれたり、日頃は飲まないけど今日はせっかくなので! などと言いながらいか人参やアツアツの唐揚げをつまんでいたらあっという間に終了のお時間となってしまいました。
翌朝、南相馬市に帰られるご両親と一緒に記念撮影後、お見送りに後ろ髪を惹かれながらバスに乗車。帰路は国道6号線を南下しました。
JR双葉駅と富岡駅でバスはしばし停車。すっかり様変わりした駅前の様子を見ながら昔話をされたり、移動中のバスの車内では「あそこは工場だったのにね〜」などとお話が止まらない参加者の皆様、それぞれにいろいろな思いが胸を巡っていたのかと思います。
富岡町のご自宅に戻られる方と富岡駅でお別れした後、いわき市の「道の駅よつくら」で昼食とお買い物のお時間を取った後は常磐道を南下し、定刻前に横浜駅に戻ることができました。
帰路の車内でご感想をお伺いしたところ「思いがけず友人に会えて、話ができて楽しかった」「実家があったところが何もなくなっていて切なかった」「6号線沿いは何も変わらず、復興とは何か?を改めて考えた」「再会できた友人と来年も会おうといって別れた」と、貴重な時間をお過ごしいただいたことが伺えました。
お一人でも多くの方のご要望に添えるバス便にするにはどうすればよいのか?と議論を重ねた上で実施した、回を数えること10便となった今回のふるさとバス。ご乗車くださった皆様、ありがとうございました!
(写真:J.Y、M.S 報告:M.S)
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