事業報告



平成27年度活動実績報告

平成27年度は、以前から課題であった避難されている方々同士のネットワークづくりの核となる避難者の会【かながわ東北ふるさと・つなぐ会】の設立を手伝う事が出来た。
平成27年5月に設立、当初わずか5名の発足から、その後多くの避難者が入会し総勢90名を超える迄に成長した。季節毎のバスハイクやバーベキュー会などを通じ交流を深めている。また、前年度に続き11月21日「第2回広域避難者ミーティングinかながわ」を主催した。神奈川県と東京都14支援団体を横浜開港記念館に招聘し、避難者を取り巻く諸問題、情報交換・連携など多岐にわたり協議した。

活動資金調達の面では、神奈川県の「かながわボランタリー活動基金21協働事業」(2年目:予算5百万円)が採択され、「認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム」、「一般財団法人神奈川県建築安全協会」、「azbilみつばち倶楽部」、「神奈川共同募金会(タケダ・赤い羽根広域避難者支援プログラム助成金対象事業)」の助成金と個人寄付金を受け活動を推進した。

活動実績は、避難されている方々の交流の場の「町別交流会(ふるさとの集い)」、「ふるさとコミュニティinかながわ」、「お茶っこ」を予定通り盛会裏に開催出来た。
初めて参加した避難者も多く「思いきって来て良かった」、「こうした支援団体の催しに初めて参加して有意義だった」と感謝の声も多く、取り組みの大切さを現在も肌で感じている。

自主避難者への仮設住宅の無償提供については、平成27年6月に福島県は、平成28年度末(平成29年3月)に打切るむねを表明した。母子避難されている方々は、新たな住まいの確保を迫られ不安に追い詰められて行くことが危惧される。
当会にも住まいについての相談が多く寄せられる様になり、今後とも避難者一人ひとりの事情を細かく伺いつつ取り組むことを要請される。発災後5年を経て、東日本大震災と原発事故、避難者の苦痛につき、記憶が薄れ無関心、風化していかないよう取り組む必要を痛切に感じている。

≪事業別執行状況≫
1 かながわボランタリー活動基金21協働事業負担金の交付対象事業の執行状況

(1) 避難者同士のネットワークである「ふるさとの会」につき結成参加を呼び掛け、5月に避難当事者の会「かながわ東北ふるさと・つなぐ会」(以下つなぐ会という)を結成し現在90名以上が参加を得て、毎月、定例会を設け会の運営にあたっている。

(2) 今年度は避難者同士の町別交流会(ふるさとの会)を6回開催した。延べ参加者数は避難者143名、自治体関係者44名、当会ほかスタッフ69名であった。毎回、避難元自治体や関係機関とも連携し、多くの避難者同士の交流の場を提供している。

(3) 避難者に向けに毎月、会報(ともにあゆむ)を発刊し、当会からのお知らせほか、避難元からの情報、各種支援制度の連絡、他の支援団体のイベント情報など多用な情報を提供している。

(4) 避難者の現状や関連情報の共有化を目的として、みなし仮設住宅問題の勉強会を開催し、他の支援団体と事業協力や情報交換の場を継続的に設けた。
また、避難者の方のこれ迄の体験と現在の想いを綴った冊子「想いに触れて」を発刊。作成に協力の横浜国立大学学生・教授始め避難者、支援者が一同に会し発刊記念会を行った。

2 「認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム」「一般財団法人神奈川県建築安全協会」「azbilみつばち倶楽部」の協賛金対象事業の執行状況

(1) 「第7回ふるさとコミュニティinかながわ」を12月12日(土)波止場会館(中区)で開催。
避難者64名、避難元自治体17名、運営関係者22名の合計102名の参加を得た。

(2) つなぐ会のメンバーを中心に、バスハイクとふるさとバス便を実施した。
◇  9月 5日(土)三渓園・横浜港クルージング(船内中華バイキング)・港湾施設見学
中型バス3台
◇ 12月20日(土)箱根関所・芦ノ湖海賊船・箱根湯本(ホテルおかだでバイキング温泉)
大型バス2台
◇ 1月 9日(土)~10日(日)ふるさとバス便7便を運航し双葉町ダルマ市に参加した。
大型バス1台
◇ 2月13日(土) 守りたい・子ども未来プロジェクトと合同企画で日本平久能山 東照宮・いちご狩りバスツアーを実施し、避難者同士の交流と親睦を深めた。
大型バス2台

(3) 毎月初めの週末、かながわ県民センターに於いてお茶っこ会を開催し
同時に手芸の会やヨーガ教室を併せて開催した。
また毎月、NPO法人神奈川歩け歩け協会の協力を得て、健康増進と季節の名所を案内する「散歩カフェ」を実施した。
3 「神奈川共同募金会:タケダ・赤い羽根広域避難者支援プログラム助成金対象事業」
の執行状況
(1)東日本大震災から5年にあたり被災地と避難者を支援し神奈川県民に感謝するイベント「東日本大震災から5年ふるさとを想うinよこはま」を開催した。
あゆむ会では、一般むけの初めての大きな試みではあった。世界で活躍するオペラ歌手の協力を得て、3月26日(土)横浜市開港記念会館ホールにて、380名の入場者を集め開催した。
以上