きりっとした冬の青空に恵まれた12月19日、2011年の第1回から数えること12回目となった「ふるさとコミュニティ in かながわ」を開催いたしました。
コロナ禍での実施となるこの催し、実施の可否も含めて議論を重ねた結果、密を避けるため入場時間を分けること、オンラインも活用すること、マスクやフェイスシールドを使用することなどの感染対策を徹底したうえで、実施の運びとなりました。対策のため、昼食のご提供は控え、お一人ずつ小分けした飲み物やお菓子を準備、また、必要に応じて使用いただけるようフェイスシールドも来場者分ご用意をいたしました。
開場前にはスタッフ全員検温を実施、またご来場者にも入り口で検温にご協力いただきました。そして迎えた午前10時、宮城県東京事務所や福島県富岡町の支援員の皆様、またADRセンターの方もご来場くださり、当会代表・山内と「かながわ東北ふるさと・つなぐ会」代表の今里さんの開会のごあいさつ後、お言葉をいただきました。また、オンラインでは福島県より避難者支援課・粟村様もご参加くださいました。
10時来場でお申込みいただいた皆様がそろわれた頃、座ったまま心身ともにリラックスできる「ヨーガ療法」の体験会を開始、外出もままならない昨今、皆様気持ちよさそうに体をほぐしてらっしゃいました。
そのあとは別室に移動してものづくり体験。クリスマス飾りの作成でしたが、こちらも密を避けるため、あらかじめ作成したビデオも併用しての実施となりました。
そして、初めての試みとなるオンライン交流会。感染状況を考慮して来場は控えてご自宅からご参加くださった方、当会が仮設住宅にお伺いした際からのお付き合いで現在は福島市の復興住宅にお住いの方、毎年交流のあるいわき市の「まごころ・双葉会」の大橋様、「富岡3・11を語る会」の皆様、また、昨年一昨年と交流のためお伺いした山梨県ともつなぎ、久しぶりにお顔を拝見して直接お話ができた、距離を感じさせない楽しい時間となりました。
催し物の最後には、Areareのビデオメッセージとクリスマスプレゼント。「ふるさとコミュニティ」にもこれまでご出演いただき、東日本大震災後はボランティアとして現地にも足を運んだお二人が演奏する「花は咲く」に併せて、思い思いに歌を口ずさんでいる間に、名残惜しいながらも終了の時間を迎えました。
(上の画像をクリックするとYouTubeでご覧いただけます)
収束の兆しが見えない中、当会も手探りの活動が続いております。まもなく震災から10年を迎えますが、皆様のために、皆様と共にできることは何か、これからも模索していきたいと思います。
(写真:RK, MS, 報告:MS)
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